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14 なつたび 05
若桜から鳥取方面に一駅もどったところが丹比という駅。面白い名前の駅舎に日が暮れる。ジャージを着た中学生がニンテンドーDSをやりながら電車を待っている。「電車をまってるの?」と声をかけると「はい」と思ったよりも礼儀正しく、歯切れよい返事が返ってくる。調子にのって「次の電車は何時にくるの?」と聞いてみると「ちょっと待ってください」とDSをひっくり返して膝の上におき、鞄の中から定期入れを出してその中に畳まれた時刻表を開いてくれる。あと10分もすると電車がくることになっている。線路を挟んで反対側の空き地には中学生の友達と思われる子どもたちが自転車で同じところをくるくる回っている。DSの少年は画面から目を離さずに会話に加わっている。
やがてやってきた上り電車は警笛を大きく一回鳴らして、少年だけを一人乗せて出発していく。
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# by bunbu101 | 2014-06-09 22:27 | OLYMPUS OM-D E-M5
14 なつたび 04
砂丘から一度鳥取市内に戻り、29号線を南下すると若い桜とかいて「わかさ」という地名のところに着く。山林が迫る中にこじんまりとした町が配置されている。冬は雪深く、融雪のための水路が町中に整備されている。若桜鉄道の終点駅があり、転車台が残っているほか、ディーゼル機関車とSLが動態保存されているのだそう。時期を見計らってくるとこれらの車両の運転体験ができる。
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# by bunbu101 | 2014-06-08 23:23 | OLYMPUS OM-D E-M5
14 なつたび 03
砂丘に人は惹かれるものなのだろうか。考えようによっては砂浜が他よりも少し広いだけともいえる。靴に砂は入るし、日差しはジリジリと首筋を焦がすようだし、時折吹く強風に舞う砂が目に入ったりもする。時間を過ごすのにあまり気持ちのいいところではない。しかし大勢の人が、他県からもやってきている。
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# by bunbu101 | 2014-06-08 23:11 | OLYMPUS OM-D E-M5
14 なつたび 02
1時間あまりのフライトを終えた飛行機は、左手に鳥取砂丘を見ながら降下を続け、鳥取空港をやり過ごしてからUターンして着陸する。このUターンを海面すれすれでやるので、窓の下を見ながらお尻のあたりがむずむずする。
飛行機の窓から見ると海岸のごく一部が砂丘になっているように見えたのだが、陸地に降りてから自動車で実際に砂丘まで行き歩いてみると、その大きさに圧倒される。5月だと言うのに日差しは強く、風に舞う砂と太陽をよけるためには手を上手につかって顔を守らなくてはならない。
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# by bunbu101 | 2014-06-08 23:08 | OLYMPUS OM-D E-M5
14 なつたび 1
残った未踏県はあと二つ。青森と沖縄だけれど、それは差し置いて鳥取県を目指す。竹田城を見たいというのでいろいろ調べてみた。東京から行く場合には姫路まで新幹線で移動し、そこから播但線で北上する方法。伊丹空港まで飛行機で行ってあとはレンタカーなどで移動する方法がありそうだ。後者でみた場合、空港からの移動時間が同じならば普段行く機会がない鳥取の方が面白かろうということになった。伊丹にしても鳥取にしても、竹田城までの距離は大差がない。飛行時間も驚いたことにあまり違わない。そういうわけで日本列島縦断フライト。ここのところ四国や九州を目指す飛行機が多く太平洋ばっかり見ていたので、窓の外の景色が新鮮である。
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# by bunbu101 | 2014-06-06 08:42 | OLYMPUS OM-D E-M5